朝起きたら首が動かない
寒い時期は、そんなお悩みが増えます。
「寝違え」と呼ばれる状態はぎっくり腰と同じで、安静にしていれば時間とともにおさまります。
一方でひどいときは、「少しでも動かすと激痛が走り、首がまったく動かせない。寝起きすることすらつらくて大変」という方も。
日常生活に支障をきたしているのに、「そのうち治るよ」とは言えませんね。
寝違えとは、どんな状態?
寝違えは、固くなった首回りの筋肉をひねったままの状態が長く続くことで起こります。
寒い時期は分厚い布団をかぶって、じっと寝ている時間が長くなりますよね。
それに加えて冷たい空気に冷やされ、首回りは血行も悪くなっています。
起きたときには動かすこともできないほど固まっていて、なおかつ痛みもある、というのが寝違えです。
痛みは1週間ほどで治まる方が多いのですが、なかにはこじらせてしまい、2週間以上も痛みが引かない方も。
ぶり返すこともあるので、無理な判断はせず、早めの来院をおすすめします。
整骨院や家庭での、寝違えのケア
いわさ整骨院では、寝違えでご来院された方に、電気やグラストンと呼ばれる器具を使って施術を行っています。
グラストンは固くくっついてしまった筋肉と筋膜をはがし、体の動きを広くする器具です。
一般的なマッサージと比べて、体がほぐれた状態が長く続くのが特徴。
寝違えで来院されるほとんどの方が、1回の施術で満足されています。
またご家庭では寝違え防止として、首のストレッチがおすすめです。
左右を伸ばすときは、肩をぐっと下げるところがポイント。気持ちいい程度のところでとどめてください。
前へのストレッチは、頭頂部ではなく、後頭部からゆっくりと頭をおさえてください。
このストレッチは、寝違え以外のときでもおすすめです。
春までもう少し。
元気に寒さを乗り切りましょう!