交通事故にあったけれど、腰には接触していない。
そんなとき、「腰に異常が出るはずはない」と考える方がおられます。
ただ車や自転車と接触し、体が「しなった」状態になったら、痛みは腰にも出ることがあります。
首や足と同様、ねん挫の状態。
ぶつかった箇所ではなくても、必ず完治するまで治療を受けましょう。
交通事故後の腰には、どんな痛みが起こる?
「腰のねん挫」による痛みは、腰や腰から背中にかけて起こります。
なかには腰を痛めたことによって、足にも痛みやしびれを感じる方も。
ぎっくり腰などの鋭い痛みとはちがい、交通事故による腰の痛みは鈍痛やズキズキした痛みが特徴で、多くの方が「じっとしていても痛い」と訴えます。
ただやっかいなのは、「周りの人から見ると、それほど痛そうには見えない」ところ。
ぎっくり腰のように全く動けなる方は少ないので、無理をしたり、放置してしまったりする方がおられます。
ある程度の時間がたてば痛みは落ち着いていきますが、痛みがある状態が長く続くことはいいとは言えません。
体の他の部分に負担がかかったり、疲労が蓄積したりする前に、早めに治療を受けてください。
ご家庭でのケアは痛みと時期に合わせて
事故後に診察を受ける病院では、診断書の作成が中心となり、具体的な治療が行われないこともあります。
「湿布を貼ってもらって帰宅したけれど、痛くてつらい」といった場合は、長期間にならなければ痛み止めを飲んでもかまいません。(※持病や気になることがある方は、主治医にご相談ください)
当院での施術は、痛み止めを服用している間でも受けていただくことが可能です。
問診も行いますが、気になる方は薬を服用していることを事前にお知らせください。
温湿布や冷湿布はどのダイミングでどちらを使っても問題はありませんが、患部が熱を持っている場合は、あたためると炎症が強くなることも。
「自分で判断するのは不安」と感じられる方は、いつでもご相談ください。
いわさ整骨院がおすすめする、交通事故後の腰のストレッチ
慢性期に入り、痛みが落ち着いたら、ぜひストレッチも行ってください。
ストレッチは痛みを感じないところまで。ゆっくりと呼吸をしながら伸ばしていくイメージで行ってください。
まずは足を閉じたまま伸ばします。
次に左右を伸ばす動き。
背中もしっかり伸ばします。
あお向けに寝転んで、クロスした膝を抱えるように。
左右を順番に、「イタ気持ちいい」とこまで、ゆっくり伸ばしていきます。
ストレッチは早い回復を促すだけでなく、ケガをしにくい体づくりにも役立ちます。
同じ姿勢が続いたときや、腰にだるさや痛みを感じたときも、ぜひ試してみてください!