足や腕のしびれは、坐骨神経痛や梨状筋症候群など、治りづらい病気が原因となっている場合があります。
実際これらの病気による症状は取り除くことが難しいのですが、当院へ来られる患者さまの全身を観察してみると、病気が直接的な原因ではないことがあるとわかってきました。
今回は当院での事例を検証しながら、しびれや痛みにどうアプローチしてきたかをご紹介します。
3年続いたしびれが取れた、40代男性の事例
最初にご紹介するのは、梨状筋症候群が原因で3年間、足のしびれが取れないと悩んでいた患者さまの事例です。
職業はトラックのドライバーで座ることが多く、以前から痛みはあったものの、忙しくて放置していたら悪化したとのこと。
当院の施術で痛みは早々に取れたのですが、しびれだけはしつこく残った状態でした。
「梨状筋症候群が原因である以上、注射や手術はやむを得ないかもしれない」と話しておられましたが、痛みが取れたことから全身の筋肉をほぐすための体勢が取れるようになったため、梨状筋とは別の部位から筋肉や関節を柔らかくしていくことで、しびれにアプローチしました。
結果的に3年間続いていたしびれがなくなり、仕事に支障をきたすことがなくなったとの報告が。
この患者さまに限らず、困難な病気を患ってはいるものの、痛みを逃すために正しくない姿勢を取り、その他の部位から痛みを発したり、周辺部位に痛みを感じたりしている方は珍しくありません。
そういったケースにも、全身から痛みのある部位をゆるめていくアプローチは有効であることが確認できています。
全身からアプローチするためにはある程度の柔軟性が必要となるため、痛みを再発しないためにも、施術の効果を最大限に引き出すためにも、日ごろからストレッチを行ってもらえるよう指導も行いました。
ゴルフ後の坐骨神経痛によるしびれが治らない、50代男性の事例
次にご紹介するのは、LINEから「病院で坐骨神経痛の治療を受けたが治らない」とご相談くださった患者さまの事例です。
はっきりした原因は思い当たらないものの、ゴルフの後に痛くなったとのこと。
座っているときや夜間に痛みが強く、しびれもあるとお話しされていました。
この患者さまも坐骨神経痛が痛みの原因と考えておられましたが、体を診てみると、坐骨神経からの直接的な痛みではなく、坐骨神経をかばったことで痛めた周辺部位の痛みであることが判明。
坐骨神経の周辺にある筋肉を足からほぐした結果、痛みとしびれが大きく緩和されたとお話しされていました。
1回の施術で大きな効果が得られたのは、痛みがある一方で施術のための体勢が初めから取れたためだと推測しています。
この患者さまも手術を視野に入れており、「ダメもとで受診してみた」とのこと。
長く痛みやしびれに耐えている方や、手術しか治療方法がないと言われた患者さまはぜひ一度、当院での施術をお試しください。
痛みの原因は、周辺部位であるケースが多く見られます
ここで挙げた２つの事例はほとんど同じ時期に来院された患者さまのもので、これまでも同じような悩みは度々寄せられていました。
その多くは「病院での治療が効かなかった」とお話しされています。
恐らく病院での治療は梨状筋症候群や坐骨神経痛をある程度改善していたものの、周辺部位を取りこぼしていたのでしょう。
知らず知らずのうちにかかっていた負担を考慮し、視野を広げてみると別のアプローチが見えてくることがあります。
当院では坐骨神経痛や梨状筋症候群に限らず、痛みやしびれを緩和する施術を行っていますので、お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
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